その日暮らしと日進月歩/2010-12-27

Last-modified: 2010-12-27 (月) 09:34:23 (4248d)
※※このサイトは2012年頃より更新を停止しています。※※

考え事のかけら

  • 客を神扱いしていいのは売る側だけ
    先の夏ごろに発売された「auのIS01(俗称メガネケース)」でandroid2.2が動いたらしく、各所で話題になってる。
    スラッシュドットジャパンでもそれに関してタレこみがあり、そこで気になるコメントが付いてた。

    引用:とあるコメントA

    〉root 権限のない一般ユーザーが自由に root になる事が出来るのってセキュリティホールだと
    〉思うんだけど、メーカーとしてそれを見つけた時に修正するのって間違った方向?

    そこだけ取り上げて見れば、間違いなく正論だよね。
    でもこの問題はそう単純なことじゃない。

    そもそも製品としての寿命を、メーカー/キャリアの都合で早々に打ち切られたという背景がまずあって、それをセキュリティホールを利用するという、ユーザ側の「工夫」でなんとかしようとしていたわけ。
    それに、実はAndroid1.6にとどまることは、セキュリティ上の問題でもある。例えば、コレ [cnet.com]とかね。

    こういったことの修正は放置し、代替手段を出さずに一方的にこういう形(他のバグフィックスに併せてこっそり修正する)で修正するってのは、フェアじゃないと感じるのは当然。
    IS01で粘って欲しくないけど、余分なサポートもしたくないというメーカー/キャリアのエゴが透けて見えるから、ユーザは反発してるんだと思う。
    もちろん、大多数のユーザはこういう問題を知りもしないから、反発もしてないだろうけどね。売る側の思惑通りに。

    引用:上記のコメントへのレス

    いや、あなたの考え方はマジコン擁護派が
    「マジコンには合法的な使い方がある」という建前を持ち出しつつ
    実際には割れにしかつかいようがないことと同じで危険。
    お客様は神様ではありません。
    神様ってのは売る方が持っておくべき姿勢であるだけで、
    客の側が自称していいもんじゃない。
    この場合は、この個体の1.6上のバグを修正”し続けて”いれば合格点でしょう。

    「とあるコメントA」の言ってることはとても適切だと思う。
    IS01所持ユーザにしてみれば、「未来へ行くなら、アンドロイドを待て」とかどの口が言うか?って話よね。
    しょうがなく、手にしたその製品の未来を自分で切り開く手段を探すユーザがいる。
    そして強烈な興味関心でもって製品の中身へ切り込んでいくGeekな人達が、彼らの助けになってる。
    なんとも心温まる景色ではないですか。

    そして「とあるコメントA」に対して、製品提供者を擁護するレスとしては『この個体の1.6上のバグを修正”し続けて”いれば合格点』というそれだけで十分に見え、他の記述は余計のような気はする。(特にマジコンの話は、対価の回収方法が異なる製品なんだから並べて語れないだろう)
    ただ、レス者さんがその余計な記述部分で警鐘を鳴らしたいと意図してると思われることは、俺が日々いろんな場面で感じていることと共通してる。

    作り手や売り手がお客さんを神様扱いすることは、とてもあたたかいことだと思う。
    しかしだ。
    それにかこつけて軽々しく神様ヅラをする客ってのもけっこういる。
    それはこういう市販の「製品」だけの話じゃなく、飲食その他を含めた市販商品やひいては公共・民間各種のサービスに至るまであてはまる。
    「製品やサービスを利用する側が神様ヅラをし出したら、作り手や売り手を死に至らしめるようなことになるからどっちも気をつけろ」という思いが、レス者さんの記述に感じられる。

    製品やサービスから得られる利便に感謝できたら、作り手・売り手に協力もする。
    だけどカモられるだけと感じられたらちゃんと逃げる。
    製品やサービスを利用する時に心得ておくべきことは、そういうことなんじゃなかろうか。
    提供者が自分の言いなりになってくれることを求めるような客になってしまうぐらいなら、うどんで首吊って死んでしまえ。

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