その日暮らしと日進月歩/2010-04-20 のソース
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**考え事のかけら -''気をつけて'' ~あなたに恋をしていました。 ~だけど俺にはこうも見えていました。 威勢の良いことをたびたび言葉にするあなただけど その実、「人が自分になにをしてくれるのか」を取捨選択するばかり。 あなたをそんな風に見てしまっている俺には あなたに優しく接することは簡単にできなかった。 ~あなたがあらゆる人に対してとっている 「もっと何かして来いよ!受け止める準備できてんだからさ!」的なしぐさがあった。 それは俺にとっては、厳しい現実を突きつけられてる気分になるものでした。 「俺からもっと何かできるような俺じゃないと、あなたの時間はもらえないんだね」 と。 ~自分の暮らしをどうにかこうにか繋ぎながら 自分の暮らしの中に在ってくれる人々へお返しをすることに精一杯の俺だから。 こんな自分を直視しながら、あなたを意識し続けることは、苦しかった。 ~ ~俺の惨めな現実はさておいて。 あなたに知ってもらいたいことがあります。 ~様々な人々があなたに向けてくる意思があるのでしょう。 それを取捨選択できる日々というのは、とても豊かですばらしいこと。 若干わずらわしいこともあるかもしれないけど、総じてとてもステキなこと。 それはそれで素晴らしいんだけど、 そうしていられる自分をひけらかす様子には たびたび憤りに似た気持ちを感じたものでした。 ~自らの時間を注いで意思を人に伝えることを実践している人々がたくさんいるけど。 取捨選択していられる自分を軽々しくアピールすることは、 時にそうした人々を軽んじてしまう節があるんだ。 ~俺のようなカマッテ君にわざわざかまってやることはないのだけど。 カマッテ君ってのは往々にして、自分の時間を人に注ぐことの大変さを よく知っているところがあって。 それだけに、あからさまに取捨選択に終始する類の人に対しては、 わずかだけどなぜか無視できない強烈な違和感を感じたりするんだ。 ~ ~気をつけてね。 あなたの暮らしの近くに居てあなたを取り巻いている人々は、 きっと、あなたの心がけている優しさをよく知ってくれているはず。 だけどあなたが距離を感じてしまうような人がいたら、 それはもしかすると、俺と同じことを感じているかもしれないです。 ~あなたから時々こぼれる焦りにも似た「認められたいんだ」という感情は そうして近づかない類の人々に向けて「なんでだよ!」と叫んでるように見えたものです。 ~ホント、気をつけてね。 あなたの心がけている優しさは、 認められようとアピールする気持ちで曇ってしまうことがあるからね。 ~ #pcomment(reply)