その日暮らしと日進月歩/2009-11-27 のソース

※※このサイトは2012年頃より更新を停止しています。※※
**考え事のかけら
-''ゆりかご''
~mixiニュースでこれが取り上げられてた。
~赤ちゃんポストに51人=「相談との一体運用で意義」−県検証会議が最終報告・熊本
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000102-jij-pol
~ネット検索してみると、検証会議の座長さんへのインタビュー記事があった。
~「ゆりかごの訴え 考えて」 赤ちゃんポスト 検証会議の柏女座長が会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091127-00000010-nnp-l43
~
~最初の記事で並べられた事実だけを見ていると、とてもやるせない気持ちになったものだ。
でもインタビューへの座長さんの受け答えを見ていると、
この方はこの問題にほんとうに心を砕いてきたのだな、と心強く思った。
~
~インタビューの中で「倫理観の崩壊」という言葉が出ていた。
倫理観って、育んで初めて備わるものだと思っている。
~軽々しく抱くやつもいるんだろう。
軽々しく抱かせる人もいるんだろう。
決して軽い気持ちで寝たのではない人もいるんだろう。
胸が張り裂けるような思いで見守っている人もいるんだろう。
~「なかったことにしたい」というSOSのあらゆる経緯を、
区別なく「倫理観の崩壊」と表現することができたのは、
「あなた達のSOSの軽重を問うたりはしない」という立場を
この人が貫いたからこそじゃないだろうか。
~
~倫理観。
油断すると人の心を縛るものになることだってある言葉。
それゆえに、乱用したらすぐに廃れてしまう言葉。
~自分の中に育んで、押し付けることなく、大切なところを伝えられるようになるには、
こういう努力をしている人たちがいることを覚えておく必要があるんだきっと。
~
~
-''生まれたベクトル''
~俺のような人間が、だ。
「ちょっと自分に厳しく努めよう」だなんてわざわざ思い立ったってことは、だ。
要するに今、ユルくやっていられる環境にあるということだ。
現場の現実が厳しかったら、いちいち自分に厳しくしているヒマなんてありゃしないんだからさ。
~
~思えば、いちど挫折のような感覚を味わったあの頃以前は、
「自分に厳しくいなければ」と努めて振る舞うことを許されてた。
むしろ周りがそれを評価してくれていたっけ。
それはつまり、まったくユルくやっていられる子供時代だから通用しただけのこと。
~挫折のような感覚を味わったあの頃以降、作り直しに取り掛かって今に至るわけだけど。
不覚にも、一度壊したはずの幼い自分の振舞い方を、ここへ来てまた始めてしまってたんだな。
この数年来の俺を見ている人たちが教えてくれる自分の印象とは、逆に向かっていたらしい。
そんなものが求められてる今ではないらしい。
~「どこに向かってんの?」と聞かれて「知りませんわ」と答えてきたけど。
どこに向かっているかを決めなくても、歩を前に進めていたらベクトルが生まれたんだな。
これから俺が向かうべき方向はそこじゃない!と、何かが教えてくれているんだな。
~
~果たしてこれで生きていけるのかという不安は付きまとうけど。
選んできた道のりの正しさを祈る心地で、いつものように日々の一歩を踏み出していきましょう。
~

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