その日暮らしと日進月歩/2009-07-27 のソース

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**考え事のかけら
-''安直に乗っかってもしょうがない目標''
「なにはなくとも目標ありき」のような風潮になったのはいつからだっけ。
もしかして、マスメディアというものが発達しはじめてからではないかな。
~いつからか、字面(ジヅラ)を簡単にコピーしてバラ撒くことができる時代に突入した。
コピーする技や道具さえ持てば、胸の内にその心が育っていなくても字面を掲げることができるようになった。
そうこうしてるうちに、字面を掲げる術はさも暮らしの必須技能であるかのように謳われ始めた。
~確かに必須なのであろう。人に見劣りのしない豊かな自分のポーズを保つため、という目標になら。
「自分で立てた目標より見劣りしている自分が惨め」という気分が病気にまで発展するこのご時世だし。
そういう病気が生まれているのはつまりそういうことなんだろう。
さらにそうして生まれる病気だからこそ、言葉一つで目を逸らさせることで「回復」と呼ぶことができるのだろう。
そもそも、目標を生んだ土台もよく分からないまま目標らしき字面を掲げるハメになっているのだから。
~目を逸らさないように努めることが求められている今の社会ではないし。
そんな時に、目標を掲げるポーズだけ取ってもしょうがない。
どの言葉もわざわざ並べ立てるまでもないと感じているこの感覚は、確かな感触。
~心の底からの思いってやつは、沸くまで待とうホトトギス。

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