その日暮らしと日進月歩/2009-05-04 のソース

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**考え事のかけら
-''父ちゃんの誕生日''
5月3日、父ちゃんの誕生日だった。
最後に姿を見てから、かれこれ9年が経つ。
電話するたびに元気な声を聞かせてくれる父ちゃんも、もう61歳である。
俺が親の健康の心配をするべきところなんだが、話すたびに父ちゃんは俺のことをこう心配する。
>父:嫁の候補はできたか?
俺:いやー、自分のことで精一杯でよー。
父:そうかぁ。嫁を会わせにこれるぐらいに、早く余裕持てよ。
俺:ほんとによー。がんばります。
<
こんな親不孝なドラ息子ですが。
歳を重ねるごとに、着実に人間としての歩を進めている実感があるんです。
しかしながら、まさに「いつまで経っても足りないところだらけと、自身との奮闘を繰り返している」という次第です。
~ 
いつも心がけていることがある。
自分の暮らしの中に現れる感情は、光だろうと闇だろうと、全部見る。
取り組み方が前向きだろうと後ろ向きだろうと、目をそらさない。
そんなことをやってられるのは、時間だけは必ず進むと知っているから。
時計の針が進んだ分だけ、俺の歩も進んでいると知っているから。
~とはいえ。
闇を見つめている時には、今俺に関わっても良いことはないぞってなもんで。
取り組み方が決して前向きと言えない事柄には、人を付き合わせたくもないもんで。
だから、多少なりとも誰かの足しになると感じれるタネを明確に自分の中に見出せてるときにだけ、人にちょっかい出せます。
~たぶんそんなんだから、余裕なんて無いのでしょう。
たぶんそんなんだから、誰を愛しても、ありがたがられる距離から先の景色は、霧が濃いのでしょう。
そんな無様な俺ですが、それでも常に何かが進んでる感触があるためか、その進んでいく感触だけが幸いにも抽出されて、表に出てるような気がします。
~いま誰も愛せていないけど。
笑顔を紡いでいきたい場所があります。
父ちゃんよ。
待ってろ。
まだまだ元気でいてくれ。

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