PC/NETのetcetra/2004-07-19 の変更点

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**vine seed [#j1156223]
サーバー化してるうちのノートPC「Endeavor NT-1000」はずっとredhat9でデスクトップをKDEにして動いてたが、古いマシンでスペックが高くないので挙動が重い。のでVineLinux2.6r4に載せ替えて、そこからseed化してみた。
+2.6r4のインストール
Seed化する時に必要なパッケージが多くなるので、最初のインストールは必要最小限にする方が良いらしかったが、そうしたらX使えるようにするのが大変だったので、最初っからワークステーションインストールにやり直した。
~
+Seed化
まずはaptパッケージが入っている事を確認。aptはCDからのフルインストールで入ったかな?入ってなかったらplusのパッケージだと思うのでftpサイトからダウンロードしてください。
で、デフォルトのままならsources.listのファイル中たぶん一番下のあたりにVineSeed用のURL群が全てコメントアウトされているはずなので、俺はその中のkddlabsの部分のコメントをはずしました。
~
んで、このままupdate,upgradeを実行すると「rpmlibが必要」と言われてglibc-commonのインストールができずaptが止まります。
googleで調べた結果、以下のような手順でいけるようです(情報の出どころURL忘れました)。
 # apt-get update
 # apt-get remove rpmfind gnorpm
 # apt-get -dy install apt rpm gcc gcc295
 # rpm -Uvh --nodeps --force /var/cache/apt/archives/*.rpm
 # rpm --rebuilddb
なぜrpmfindとgnorpmが不要なのかは分かりません。
apt,rpm,gcc,gcc295のインストールの依存性解決をはかろうと、apt-getがかなり大量のパッケージをアップグレードするよう要求して来ます。これらを全てダウンロードするのはけっこう時間かかるので覚悟してください。
ちなみに、apt-getでダウンロードされたrpmパッケージは基本的に
 /var/cache/apt/archives/
に保存されます。
rpmコマンドによるインストール終了後もこれらのパッケージは残ります。が、俺は必要になったらまたダウンロードする考えなので全部削除してます。~
+ハードウェアがらみの設定
アプリケーションの設定をいろいろする前にハードウェアがらみの設定を前もってしておきます。
手持ちの「Endeavor NT-1000」というノートPCは、サウンドカードがAurealのau8810というもので古く、ベンダーはすでに存在しないそうです。
しかし今はalsaというプロジェクトの提供するサウンドドライバの中にAurealのau88xxサポートが入っているので、alsaを導入すれば割と簡単に音が鳴るようになります。
alsaはkernelと密接な関係にあるので、まずkernelから最新のものにアップグレードします。
~
kernelのアップグレードは、
 # apt-get install kernel
としても、rpmを/var/cache/apt/archives/に持って来るだけになるので、手動でrpmコマンドで入れるとのこと。
 # rpm -ihv kernel#**.**.rpm
そして、様々なソースのコンパイルに必要なkernel-header、kernel-sourceは、ダウンロードして
 # rpm -Uhv *.rpm
で入れてあげなければならないようです(これらの情報源URLの記録なし)。~
EndeavorはノートでLANはpcmcia経由なので、最新のkernel-pcmcia-csをインストールしてからちょっと/etc/rc.d/のファイルをいじらなければなりません。
これは、Vineはredhat7.x系から分岐するかたちでパッケージ選集をしており、redhat系ディストリはインストール直後のデフォルト状態ではpcmciaサービスよりも先にnetworkサービスを起動するようになっているためです。
そのままだと、networkサービスはpcmciaサービスが起動する前にeth0,eth1を有効にしにかかり、OKを返します。しかし、その後ping等を試してもLAN経由の通信はできません。しかも困った事に、
 # service network stop
 # service pcmcia restart
 # service network stop
としても、[OK]表示が出るにも関わらずネットワークはなぜか有効になりません。
なので、俺は/etc/rc.d/rc*.d/配下のファイルの順序をnetworkより先に
pcmciaが起動するように直してマシンを再起動するやり方をとってます。
具体的な操作は
 # mv /etc/rc.d/rc3.d/Sxxpcmcia /etc/rc.d/rc3.d/S09pcmcia
 # mv /etc/rc.d/rc5.d/Sxxpcmcia /etc/rc.d/rc5.d/S09pcmcia
と言った具合です。
Sxxのxxは数字。26だか45だかそんな数です。S10networkよりも早い順番でpcmciaを起動させるために、数字部分を10より小さいものにするわけです。ランレベルも、3と5だけでとりあえず十分です。~
再起動が済んだらネットワークが通じている事を確認して、alsaの導入です。(Endeavorのドライバはau8810)
俺はこの時、以前のredhat9の経験からALSAのページ[[http://www.alsa-project.org/alsa-doc/]]からソースを持って来てコンパイルしました。
でも良く考えたらVineのFTPサイトにrpmパッケージがあるはずなので、それでインストールしていいはずです。
で、sourceからやったら、PC再起動のたんびにalsaconfコマンド
打たないといけない状態になってしまいました。
まーいいけど。
~
+Xがらみ
Xfceを使ってみよう!と思い、色々頑張ってインストールしてみた。
まずXFree86に替わってXOrgが必要だったはず。で、この辺の依存関係はtask-xfceっていうパッケージがあって、そいつを元にたりないものを逐次インストールしていった。
(Vineではこの「task-hogehoge」というタスクパッケージでapt等によるインストールをやりやすくしてるみたい)
しかしインストールが済んでxfceを起動(xfce起動用のコマンドがある。確かstartxfce)してみても、crushでpanelアイコンがどうたらと言ってまともに動かなかったのでやめた。
で、色々調べるとVineではwdmっていうディスプレイマネージャを標準にしてランレベル5のログイン画面を扱ってるもよう。wdmにしてれば、rpmでいれる限りGNOME,KDE,windowmaker等、異なるデスクトップ環境をログイン画面で選択できるとのことなので、wdmをディスプレイマネージャーにして、windowmakerをデスクトップにしてグラフィカルログイン。
これまで何度かwindowmakerに触れる機会があったんだけど、触れるたびに扱いに慣れなくてGNOME,KDEにしてた。今回ちょっと頑張ってみたら、操作してるうちにwindowmakerの設定のカスタマイズ方法をわかってきたのでいじくってみた。WindowsからPCに触れはじめた俺なのでデフォルトの挙動はどうもしっくりこないのである。
で、わりと望み通りの設定にすることができ、だいぶやりやすくなった。windowmaker軽いし、いい^^
~
で、ちょいとメモなど。
windowmakerカスタマイズ用の便利なツール・コマンドがわからなくなったら
 ~/GNUsetup/Dfault/
の配下にwindowmakerのメインメニューやdocアプリの設定ファイルらしき物がある。
ここ見ると、どのコマンドを呼び出してるかがわかるので参考にするといいはず。~
そしてmozillaなんだけど。
この時点のseedの最新版はなぜか起動時にアボートしよった。お手上げだったのでとりあえずVine2.6方面の古いパッケージでがまんすることにした(mozilla1.2とか。ショボーン)
というわけでここまでの作業はw3m様々だった。
gaimもライブラリがmozilla依存らしく同じくアボートしたので、kopeteでいくことにした(俺はMSNメッセンジャーを使っているのです)。

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