PC/NETのetcetra/2005-04-24
Last-modified: 2005-09-17 (土) 19:47:24 (6795d)
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Nature's Linux †
記事が前後したけど、一連のapache:suexecの記述は、4月頭にNature's Linuxをうちの空いたデスクトップパソコンにインストールしたことと関連します。
で、Nature's LinuxのユーザーズグループのHPを見つけてちょいと絡み中なのだが。
それはいいとして、そのNature's Linuxを再度設定しなおそうと本日再インストールしたので、そのついでに、最初のインストールのときにメモった内容と、その後の追加事項をここに書きとめておこう。
たいしたことメモしてないけどw
- Nature's Linuxインストール時のメモ
CD挿入ブート後、ブートプロンプト。boot:
お決まりのカーネルパラメータを与えるかどうかかなと思ったら、インストール画面のモードの指定画面でした。
1を押してEnter
カーネル読み込みかなんか。
最初のinitrdの展開かなんか。
それらが済んで最初のプロンプト1 : OLD Style Partition 2 : BACKUP Partition(5GB or more disk is needed) No.:
1を選択するとCAUTION: Current partition map and all data will be lost. Are you sure ? (y/Y to continue) :
2を選択するとInput VFS Partition Size [500 - 11776(MB)] Input Size >
っていわれた。
俺なりの理解の仕方で表現すると、
・VFS(Virtual File System)領域とは、ユーザサービスが稼動する領域。
・対してRFS(Real File System)領域とは、システムのコアサービスが稼動する領域。
で、Nature's Linuxの1.3からはVFS領域のバックアップ&リカバリ機能が実装されたとのことで、1と2の選択肢はこの機能を使うか使わないかの選択を意味する。
そいで、
1は「バックアップ&リカバリ機能を実装する前の、古いバージョンと同じパーティション構成にするよ」ということ。
2は「バックアップ&リカバリ機能を有効にするからバックアップ用のパーティションを余分に確保するよ。だからVFS領域のパーティションサイズを指定してね」ということ。
で、せっかくだから新機能を有効にしてインストール。
各種構成ファイルをCDからコピーする作業が済んだらCD-ROMを吐き出してPress Enter key to reboot
って感じのメッセージ(正確にメモしてない
すると起動時に色々とユーザ設定やネットワーク設定の対話設定画面がスタート。
こいつがけっこう初めてだとややこしい。下記にまとめる。- 初回設定時に決める項目は以下のような感じ
- 1.RFS領域のルートパスワード
- 2.RFS領域でネットワーク設定をコントロールする為のVGA設定画面を使用するためのユーザ/パスワード
- 3.RFS領域からVFS領域にログインする時に仲立ちをするユーザ/パスワードの設定
(こいつが意味することは、使い始めてみないとハッキリと把握できないと思います。使ったらすぐわかる。) - 4.VFS領域で最初から使えるように設定されるユーザ/パスワード
- 5.ホスト設定(ホスト名とかゲートウェイとかDNSとか)
- 6.ネットワークインターフェイス設定
- 初回設定時に決める項目は以下のような感じ
- 上記の設定を終わると自動設定かなにかのプログラムが動いて、しばらくすると通常のログインプロンプトがディスプレイに出てくる。
これで「使用ができる状態」になる。
ここまでの詳細な手順はNature's LinuxのTech Portalサイトにて確認できます。
ちょっと文中に内容の古い記述があったりするけどw
で、ここから様々な設定なりサービスアプリケーションのインストールなりを自分でしていくわけだけど、初めての使うときに戸惑うのが、suコマンドでの動き。
要点は次のような感じ。
・RFS、VFSとも、まったく別々のユーザテーブルを持ってる(それぞれのディレクトリツリーに/etc/passwdがある)。
・RFSからVFSへのチェンジはできるが、VFSからRFSへはできない。
・RFSからVFSのユーザへ変身をするには、必ず仲立ちユーザへのsuを介さないといけない。
・VFSのrootになるにはVFSの一般ユーザからsuする。
・VFSのrootの初期パスワードは"vroot"(ここ重要) - もう一点注意したいことは、sshデーモンについて。
RFS、VFSそれぞれへ一般ユーザでログインするためのsshポートはRFSが2022、VFSが22番。
sshデーモンもRFS、VFSそれぞれで動いているらしい。
なので、RFSにある/etc/ssh/sshd_configで設定した内容はRFSへのsshログインにしか影響しない。
と、まぁまずはこんなとこかな。
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