Last-modified: 2006-03-20 (月) 22:58:07 (6604d)

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考え事のかけら

• わがままのあるところ
  「幸せになって欲しい」と願ってくれる人がいる。
  それはすでに、人として本当に幸せなこと。

  確かに願ってくれている。
  後押ししようとしてくれている。
  もっとわがままを出していいんだよ、と。

  でもさ。
  わがままを自然に出すことって、きっと普段から時間が重なってないと難しいんだ。
  特別に用意された時間は、特別なことのためにあるもので。
  思えばいつも、その「特別なこと」に自分の役どころを見出して生きている。
  だから、わがままを出してる余裕がないんだろうね。

  「わがままを引き出してあげよう」って思ったね？
  たぶん、わがままは引き出すものじゃない。
  だってさ、わがままって、勝手に出てくるからわがままなんじゃない？
  わがままって、実はいつも自然に現れ出てるもの。
  応える人がそこに当たり前に一緒に居ることによって、やっとかなうもの。

  たぶん俺は、常にものすごくわがまま。
  そして、そんなわがままに応えられる人なんているわけないってだけ。
  「一緒に居て欲しい」
  たった一つのわがまま。
  でも一番叶えることの難しいわがまま。